マインドマップをご存知ですか?マインドマップのアプリを使って情報を整理されている方 結構増えてきましたね。会議などでも導入されている様子をあちこちで見かけます。
「気になっているけど、1歩踏み出してない!」という方や「 便利だからもっと使いこなしたい!」という方へ、脳の力を強化する思考技術のマインドマップ その魅力を記事にしていこうと思います。
ネット上では質の高い情報が求められる様になってきて、ブログの作り方も1記事毎に質を良くする事+全体の構成 何のためのブログなのか、わかりやすくする、見やすくする等、ブログを構造化する事は必須になってきました。マインドマップはブログの構造化にも大いに活躍してくれます。ブログのみならず人生丸ごと質を上げられると感じています。
マインドマップって聞いたことあるけど、具体的にどんなメリットがあるんだろう。自分にも出来るかな?頭が良くなるって本当かな?子供にも使えるの?という疑問を持ってる人へ、この疑問にお答えすべくリサーチしました。
マインドマップ(構造化思考法)の開発者は?
マインドマップの開発者は、英国の教育者でもあり脳と学習の世界的権威であるトニー・ブサン(Tony Buzan)という人物で、マインドマップは、脳の自然な働き、つまり放射思考を活用し脳の力を引き出す思考技術だということです。
トニー・ブサンは、高IQの人たちの非営利組織「メンサ」の会員で、ノーベル平和賞に3回ノミネートされているという人物です。IQの低い生徒や学習障害を持った生徒にマインドマップを使うことによって高IQになったという驚異的な結果が9割の生徒にみられたということで、非常に有効な学習法ということで日本でも小学校で取り入れている学校もあります。
自分が使いこなせるようになったら、仕事の他にも子供の学習や家族の予定など、幅広く使えそうです!
では、このマインドマップを使っていくと、具体的にどんなメリットがあるのか30の項目でまとめてみました。
思考を鍛える[マインドマップ]を使う30のメリット
マインドマップ 最強の教科書 脳の可能性を引き出す実践的思考術
トニー・ブサン著
[マインドマップ]で記憶力を高める事ができる
トニーブサンは、人の脳は感覚的な面と知的な技術が協力し合えばより効果的で効率的に働くということに気づきました。「言葉と色」という脳の2つの分野を一緒に働かせることで記憶力が倍増すると言っています。大脳皮質の働きを融合させ記憶力を飛躍的に向上させるということです。マインドマップは記憶を助ける構造になっています。何よりも学びを楽しめるというのだから素晴らしいですね!
[マインドマップ]で理解力を高める事ができる
マインドマップは脳の働き「放射思考」のように、イメージ(絵)やキーワードを「引き金」にして、いっせいに多方向へ考えを広げて、マップを描いていきます。この放射思考を身につけると、理解するということはどういう事なのか、同時に誤解とはどういう事なのかも良くわかるようになります。
[マインドマップ]で集中力を高める事ができる
マインドマップを使うと、脳の思考パターン[放射思考]を使うことで脳が活性化し集中力を高めます。また、マインドマップを使いながら質問をしていくと脳は答えを自動的に探しに行くので集中力が高まるということです。勉強をする時、主に使っているのが左脳ですが、マインドマップを書くことで想像力や色彩感覚などを司る右脳の働きも促すので、左右バランスよく脳を使うことができて脳全体が刺激され集中力が増すということです。
[マインドマップ]で創造的思考力を高める事ができる
マインドマップを使って創造的思考力を高める事ができます。既存のアイディアに新しいアイディアまたはユニークなアイディアを融合させていきます。沢山の色を使い絵や形を使っていきます。視点を変えてみたり、一旦 脳を休ませて再構築して見直したりする事ができます。新しいブランチを足したり、イメージを強調したりしてひらめきを生んでいきます。脳をリラックスさせアイディアを熟成させていくのです。2回目の見直しでアイディアを融合させたり検討したりしてマインドマップを仕上げるのも可能です。目的に近づくほど知的エネルギーが増幅していきます。遊び心やユーモアを盛り込むことでありきたりな思考パターンに陥ることなく真に創造的なアイディアを生み出す能力を増大させてくれます。
[マインドマップ]で問題解決力を高める事ができる
マインドマップを使って、個人的な問題やコミュニケーションの問題を解決することができます。個人のケースでは、自己分析とほぼ同じプロセスで行い、中心イメージは問題の原因となる個人の性格性質から広げていきます。消極的な人であれば消極的になる状況や身体的な反応、言葉や仕草への影響、原因をいつからどんな風に等のブランチを伸ばしていくと良いです。問題を検討しながら解決策を考えて実行してみると問題解決の糸口が見つかるでしょう。コミュニケーションでは相手の価値観を理解し尊重することを忘れると悲劇的な終わりを迎えるので注意しながら マインドマップを使って放射思考を行い関連する全ての要素を書き出せば問題をより広く前向きに捉えることが可能になります。
[マインドマップ]が読書ノート、読書術として使える
読書術の準備
1、本の概要を掴む。(表紙、裏表紙、目次を見る)本の主題か、題名を中心イメージにする。放射状にメインブランチを描き加える。
2、本を読む目的、本の難易度を考慮して作業全体の時間を決める。
3、これから学ぼうとすることについて、また、知っていることについて速射法(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)でマインドマップにする。これにより脳の引っ掛かりが生まれて学習する課題へ脳が向かうようになる。
4、本を読む目的を定めてマインドマップにする。答えを見つけたいと思うことについてあるいは知識を深めたいこと身に付けたい技術について質問の形にしてブランチを描いていくのも良い。
準備が終わったら、
・全体読み、
・下読み、
・本読み、
・仕上げ読み、を行う。
本を読みながらマインドマップを描いてもいいし、本に印をつけながら後でマインドマップを描いても良いです。
マインドマップを作る目的は 作者の考えをコピーすることでなく、本を読んで感じた自分自身のコメントや意見や、独創的な理解をはっきりと描き加え、作者と自分の考えを区別する事を意識すると良いです。
7. [マインドマップ]は自己分析をする事に使える
マインドマップを使って、自己分析する方法は、
・自分が何を必要としているか
・何を求めているか
・長期的な目標はどこにあるか
をクリアにさせることができます。
自分自身を外面化できれば、自分らしさや本当に必要なものに逆らって不本意な結果を招くことを防げるでしょう。速射法(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)で作業していきます。カラフルに浮かんだ事実や考えや感情を自由に書き込んでいきます。1年に1度自分を見つめ直し何を達成し何を目標にするのかを考えるのにマインドマップを使っていきましょう。
[マインドマップ]は目標表達成のために使える
目標達成のためにマインドマップを使うのは有効な方法です。中心イメージに目標を書き込み、速射法(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)で、なぜ達成したいのか、どんな方法があるのか、感情を次々に、沢山の色とイメージ(絵)を使って描いていきます。脳と目が目標を達成する為の情報を受け入れる可能性が高くなり達成する意欲が高まります。
[マインドマップ]は時間管理に使える
マインドマップは時間の管理にも有効です。ドイツの国際経営者協会トーマス・H・シェーバーは、マインドマップで協会の経営者たちに生活管理のための時間の有効な使い方を提案しています。
計画を立てる目的
生理学的リズム
適切な時間管理により活力を高めていきます。
これによって時間の無駄をなくし自己管理を行うことができるのです。マインドマップを使うことによりトーマスは同僚から助言を求められるようになりこの分野の専門家になりました。
[マインドマップ]はスケジュール管理に使える
マインドマップをスケジュール管理に使うメリットは、脳の働きを完全に忠実に反映するので、時間に振り回されることなく自分の必要と希望に合わせて時間を使いこなせるようになることです。
マインドマップを使った年間計画を作るコツは、1年の主な行事を把握するものにします。できるだけ前向きな目標を設定していきます。そうすることで長期的なフィードバックとしても使えます。色、記号イメージを大いに活用しましょう。月別計画のマインドマップは年間計画を1ヶ月ごとに区切ったものをさらに充実させれば良いでしょう。マインドマップスケジュールは、自己啓発を促す構造になっています。
[TEFCAS]という学習モデルを脳が実行する助けとなります。
T:trail 試行、
E:event 実行、
F:feedback フィードバック
C:check チェック、
A:adjust 調整、
S:success 成功へ向かう
[マインドマップ]はレポートの作成に使える
レポート制作にもマインドマップを利用すれば作業はずっと簡単にできます。与えられた時間でどこまでの範囲を対象にできるか決めます。長期的なものでも短期的なものでも時間と量を決めることはとても重要なことです。
調査の段階でマインドマップで資料をまとめ、調査結果を記録したり頭に浮かんだアイディアを整理統合したりして最終的な原稿をや、口頭発表のメモを整えたりします。創造的かつ独創的な自主研究レポートを制作できるでしょう。
[マインドマップ]は物語の創作に使える(知育)
子供たちと物語を創作し合いましょう。環境と道具を揃え、マインドマップを使ってお話作りをしていきます。ブレインストーミングを行い空想物語の独創的なアイディアを練っていきます。主人公を中心に描き、速射法で(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)マインドマップを描いていきます。基本アイディア(BOI)は、筋、登場人物、テーマ舞台、言語水準、色、絵、教訓、感情、結末、を考えて、色、イラストをふんだんに使いマインドマップを再構築していきます。
マインドマップが完成したら物語を語りましょう。一人づつマインドマップを見ながら物語を語る際に、マインドマップを見ながら奇想天外なファンタジーを盛り込んで空想を刺激するようにそれぞれの個性を引き出しながら語らせてみます。同じストーリからもそれぞれの個性が見えてきます。
[マインドマップ]は学習する又は試験時に使える・(英語の勉強にも)
天才のノート術 連想が連想を呼ぶマインドマップ〈内山式〉超思考法
マインドマップを使って学校の授業をまとめ、推奨された通りに時間をおいて見直しをしたら試験の準備は万端です。
●試験問題を全部読む。
●解答する問題を選び問題文を読んで浮かんだ考えを見にマインドマップにまとめる。
●解答する順番を決め各問題にかける時間を計算する。
●すぐに最初の問題の詳しい答えを書きたいという誘惑を抑えて全ての問題について速射法(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)でマインドマップを作る。それによりどの問題に取り組んでいる時も脳が試験問題全体から派生するヒントを得ようと働く。
●最初の問題にとりかかる。
●答えを組み立てるためにマインドマップを作成する。解答の導入部分を中心イメージとして小見出しなどを大きなブランチにする。大きなブランチから伸ばしたブランチを元に1,2,段落ほどの文章を書けるはずだ。
●頭の中にある知識を隅々まで掘り出すことができたら、自分の考えや連想や解釈を加えて結論とすればよい。
こうして出来上がった解答により広範な知識や分析力構成力 統合力、参照力とくに問題についての創造的かつ独創的な考え方ができるという能力を示すことができます。つまり高得点が取れるということです。
[マインドマップ]は人間関係のトラブルを解決する時に使える
●話し合いにマインドマップを使う。
●双方がマインドマップを作る。
●「嫌なこと」のマインドマップを作る。
●「気に入っていること」のマインドマップを作る。
●「解決方法」のマインドマップを作る。問題の一つ一つに対して解決に結びつく対策を書く。
「嫌なこと」が問題の根源であることは明らかなので、相手が何を苦しんでいるかを理解し双方の傷を癒すことができるよう負の要素の後に正の要素を出し合うと、誤解が解けたり、意見を交換できたり合意点が確認できたりして解決策が見つけられるはずです。
[マインドマップ]は自分の悩みを具体化する時に使える
自分の歴史、長所、短所、好きなもの、嫌いなもの、長期的な目標、家族、友達、得意なこと、趣味、仕事、家庭、責任、感情、等、マインドマップのBIO(基本のテーマ)は悩みを具体化する目的で選んでいきます。
特に感情は重要な要素なので色、図形、シンボル、絵、で表現しましょう。速射法で(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)マインドマップを完成させます。
描きながら出てきた発想や、自分への質問、答えを描きたして、検討を重ねていくと、問題が具体化してきます。
[マインドマップ]は頭の使い方を学べる
脳にある5つの機能。
●受容(感覚が得た情報を受け入れる)
●保持(情報を蓄積し、蓄積した情報を取り出す。記憶を保持する。)
●分析(パターン認識と情報処理)
●アウトプット(さまざまなコミュニケーション、創造的な行為、思考)
●コントロール(知的および身体的機能をコントロールする)
この5つの機能は互いに補強し合っています。
脳が、興味や動機を持っていれば 受容のプロセスは、容易になります。
効率的に受け入れられた情報を保持し、分析するのは難しくありません。
逆に、記憶の保持や分析がマインドマップによって効果的に行われれば情報を受け入れる能力は高まっていきます。
複雑な情報処理作業の連続である分析にも受容した情報を保持する能力が必要で、その能力が高ければ、分析の質も高くなります。
アウトプットはこれら3つの機能を融合したものです。
受け取り(受容)、保持し、分析したデータをマインドマップや言葉や動作で表現していきます。
コントロールは健康 態度、周囲の状況などを監視する能力で特に重要な機能です。
4つの機能が能力を発揮するには知的な健康と身体的な健康が不可欠です。
この5つの機能をうまく使うことができるのがマインドマップです。
トニーブサン がマインドマップを開発の過程で繰り返し使われた[TEFCAS]という「学び方を学ぶ」ためのシステムがあります。
これは、脳の思考を目標達成に向けて準備するプロセスで、6つの具体的行動の頭文字を取った言葉です。
●Trial 試行 (怖がらず、躊躇せず出来るものから始めてみよう!)
●Event 実行(実践する環境が決まったらトライアンドエラーを繰り返す。楽や近道を考えない!)
●Feedback 反応 (トライアンドエラーの結果、行動した結果、失敗した理由を徹底的に考える。自己正当化せず、向上心をもって学び続ける。
●Check チェック (フィードバックの改善策のうちどれを実行するか決める。フィードバックの活かし方を考える。)
●Adjust 調整 (改善策の中で実行するものを決めたら、具体的に試行していく。失敗にとらわれないメンタルの切り替えをしていく。)
このプロセスを維持しながら改善のスピードを加速度的に上げていく継続力が大切。
●Success 成功(TからAまでの試行錯誤の実践自体が、ある意味では「成功」と表現することができ、「大きな成功(目標)」のために、小さな小目標としての成功を積み重ねていくという観点が重要。)
1.Success:成功結果をイメージする。
2.Trials:仮説をたてて、実行してみる。
3.Events:結果について客観的に検証する。
4.Feedback:3で何が起こったかを受け取る。
5.Check:4の信義を確認する。
6.Adjust:目標達成に向けて最終調整を行う
この加速学習サイクルを繰り返していきます。
これが、「学び方を学ぶ」ためのシステムです。
[マインドマップ]は子供の知育と学習に使える(学習障がい児にも有効)
授業の準備としてマインドマップを作ろう。年間の計画や、学習計画日々の計画にもマインドマップは有効です。「学習障害」「失語症」「不良」等と呼ばれる生徒たちにマインドマップで学習を教えはじめると、たちまち成績があがったというエピソードがあります。開校以来最低のIQだった生徒はIQ160まで伸ばす事ができたというので驚きです。
[マインドマップ]は会議の進行に使える
会議を進行する際に使うマインドマップは議事進行役が基本となるマインドマップに協議事項をまとめておきます。
これを基本の枠組みとして意見を書き加えたり討論を導いたりして最終的に議事録としてまとめられるよう会議の要点を記録したりします。
出席者が他の出席者の視点を理解できたり、設定した目的が達成する可能性を高めたりできるので有効です。
[マインドマップ]は授業や講義に使える
「ノート術」の本が沢山あって、どの情報を取り入れるべきか迷うところですが、イギリスの大規模研究型大学の加盟大学 エクセター大学のハウ博士の学問的研究のなかでのノート法があります。
先生が言ったことを一語一語、出来る限り書きとったノートは、実は脳にとって非効率なノートになっていて脳に悪影響を及ぼし、成績は上がらないという結果がでました。
従来のノートはキーワードがあちこちに散らばって重要度が明確ではないので記憶しづらいのです。単調な色は脳が退屈し半睡眠状態になります。直線的で刺激がなく、思考プロセスを低下させるものになっています。なので
・集中できない
・自信がなくなる
・楽しくない
・能率低下
という事がおこってきます。マインドマップの原理を理解しマインドマップを使ったノートで、脳の放射思考でデータを収集し 思考パターンを利用してイメージや色を使うことで、要点、キーワードへの集中力が高まり創造力と記憶再生力が高まります。イメージや絵を使って視覚を刺激していくので脳が受容し新しい発見と認識が絶えず起こり思考の流れが妨げることなく続きます。脳の完全性、全体性を求めるシステムの欲求を叶えるので 学びたいという気持ちを満たします。よって自信につながっていきます。
[マインドマップ]は経営にマインドマップを使える
会社の組織づくりにも使う事ができます。組織そのものをマインドマップを使う事でわかりやすく説明できます。組織を整理したり、説明したり、ルーツを盛り込んだり、事業提携や、吸収合併、販売にも利用できるのでとても有益です。
[マインドマップ]は複雑な状況、絡まった思考を整理しながら記述するのに使える
マインドマップで複雑な状況を整理するには、マインドマップの中心に置くテーマBOI(基本アイディア)を複数作ることができます。短期記憶は7つ以上の情報を持つことができないので基本アイディアは7つまでにすると良いです。
BOIは、基本的な質問。(どうやって、いつ、どこで、なぜ、何を、誰が、どちらを、)
メインブランチの例
区分:(章、レッスン、テーマ)、
特質:(特徴)、
歴史:(時間的順序)、
構造:(形式)
機能:(何をするか)、
プロセス:(いかに機能するか)、
評価:(いかに良いか 価値があるか 有益か)、
分類:(どのように関連しているか)、
定義:(何を意味しているのか)、
個性:(個人の持っている役割)等のBOIから、
メインブランチを速射法(放射状に枝を伸ばし言葉を入れていく方法)で描いていき沢山の色を使ってイメージ(絵)を使って描き込んでいくと、思考を整理するのに役に立つマインドマップが出来あがります。
[マインドマップ]は仕事のプレゼン会議で効率的かつ知織化するのに使える
仕事のプレゼンテーションにマインドマップを利用すれば、秩序と正確さを失わずに自由と柔軟性に富んだプレゼンをする事ができます。
スピーチ中や聞き手からの要求や質問があればマインドマップに書き加えることができるし、聴衆の希望をその場で反応させ、時間通りに終わらせることも容易に可能になるでしょう。
[マインドマップ]は忘れたことを思い出すために使う
人の名前、物のありか等、失った記憶を探し出すためにもマインドマップを使うことができます。連想の力を働かせるために、マインドマップの中央を空白にしておきます。それから関連する言葉やイメージで周りを囲んでいくといいでしょう。人の名を思い出す場合は、性別、年齢、外見、家族構成、声、趣味、職業、最初と最後にあった場所、などのブランチを空白のまわりに書き込みます。それにより脳が記憶の貯蔵庫から、中心になる部分を思い出す可能性が大変高くなるといいます。頭の中のマインドマップを描いてみるのも良いです。
マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)
トニー・ブサン著
[マインドマップ]はイメージ力を高めるのに使う
「百聞は一見にしかず」という諺がありますね。
見ることが大脳皮質のスキルを幅広く使うことだからです。見ることによって、色、形、線、広がり質感、視覚的リズムを認識し想像力が働きます。
マインドマップは、視覚という優れた能力を目覚めさせるものです。脳がイメージを作り出す能力を発達させれば、思考力、受容能力、記憶力創造力も発達します。
[マインドマップ]はメンタルブロックを打ち破る
いきづまって「思考停止!!」という時はマインドマップの出番です。
キーワードから、線を1本、もう1本伸ばしてみましょう。
脳がやりかけの仕事を完成したいという強い欲求にかられ無限の連想力が働きはじめるといいます。脳に適切な質問をしましょう。するとメンタルブロックを打ち破る反応が起こるといいます。
その中でイメージ(絵)を加えると連想や想起の引き金になります。こうして思考の流れを解放し放射的連想の働きを促していきます。
[マインドマップ]は個性を磨くのに使える
手と目の連携能力を向上させ、視覚スキルを発達させましょう。
スキルをさらに強化していくと芸術と呼べるマインドマップが作れるようになります。脳が持つ、芸術的、創造的個性が表現されます。芸術的スキルや視覚による理解力を高めることにより記憶力、想像的思考が強化され自信が生まれてきます。
[マインドマップ]は意思決定をするのに使える。(家を買うべきか買わないべきか等)
意思決定の際、マインドマップを作ります。
多次元で多色のイメージを中心に配置し、大きなブランチを描いていきます。
選択肢の言葉を書いて自然な連想をしながらどんどん描いていきましょう。脳を解放し思考と感情を広く発展させて連想の網を広げていきます。
意思決定のマインドマップではイメージと色という視覚的要素が特に重要になりコンセプトや感情を捉えるたすけになります。
感情は意思決定プロセスにおいては不可欠なものです。作成の途中で答えが出ることも多いのです。脳がすべてのデータを見渡すうちに突然何かを悟ることにより意思決定が行われることがあります。
マインドマップが完成しても意思決定できない時は点数法を使います。
重要度に従ってキーワードに1から100の点数をつけ合計点を出して結果を出すやりかたです。
直感で超理論で決める。これは無意識のプロセスで、脳は一瞬のうちに何兆もの可能性や組み合わせを計算し成功の可能性を算出する。マインドマップはこうした超理論的思考にも有効なのです。
[マインドマップ]は損得を明らかにする
意思決定のマインドマップで、損得を明らかにするには、相対する要素を比較検討すると良いでしょう。何が得で何が損するのか、金が節約できて、信頼性や耐久性が低下することのどちらを選択するのか比較検討します。マインドマップを使うことにより選択能力は高まっていきます。
[マインドマップ]はパラダイムシフトを起こす事ができる
長い時間をかけて深遠な創造的思考を行い最初の再構築と見直しの段階で、新しい見識が得られた時それを時間をかけて塾考していくと物事の見方や考え方が根本的に変わることがあります。
今まで持っていた価値観が変わるパラダイムシフトです。マインドマップによって新たな次元でものを考えることができるようになり記憶しやすく、巨視的な観点から記録することができるのです。
新たな創造的アイディアを作り出すだけでなく英知を築くことにもなるということです。
[マインドマップ]は論文を書くために使う事ができる
トニー・ブサンの兄、バリー・ブサンは、博士論文の執筆にマインドマップを使っていました。増え続ける調査データを整理でき、複雑な政治問題について要点をまとめそれぞれの関連を素早く明確に理解する事ができるのです。考えをまとめて磨きをかける事ができるのは良いですね。頭の中にあることを言葉にするための中間段階としてマインドマップは大いに役立ったといいます。マインドマップのおかげで、次々と本や記事や論文を書き続ける事ができる。と述べています。
思考を鍛える[マインドマップ]12のルール
開発者のトニー・ブザンは、「マインドマップ12のルール」を提案している。
①無地の紙を使う
②用紙は横長で使う
③用紙の中心から描く
④テーマはイメージで描く
⑤1つのブランチには1ワードだけ
⑥ワードは単語で書く
⑦ブランチは曲線で
⑧強調する
⑨関連づける
⑩独自のスタイルで
⑪創造的に
⑫楽しむ!
「マインドマップ」という呼称は、英国ThinkBuzan社が商標登録を管理しています。
思考を鍛える[マインドマップ]のオススメ本!
マインドマップの本は、沢山あって、50冊を超えています。
まず、どの本から読んだら良いか、迷っている方にオススメなのは、公認マインドマップインストラクターがお勧めする、開発者のトニー・ブサンが書いた本を読んでみるのがおすすめです。
●新版 ザ・マインドマップ(R)
トニー・ブサン(著)バリー・ブサン(著)
その他の本も有益な情報満載です
●マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)
トニー・ブサン著
●マインドマップ 最強の教科書脳の可能性を引き出す実践的思考術
トニー・ブサン著
●マインドマップ超入門(トニー・ブザン天才養成講座)
トニー・ブサン著 近田美季子著
●天才のノート術 連想が連想を呼ぶマインドマップ〈内山式〉超思考法
内山雅人著
是非読んでみてくださいね
思考を鍛える[マインドマップ]を描いてみた!
言葉にならないくらい良いことづくめのマインドマップですね。早速 使ってみました!
結果、今まで達成できなかったこと2つクリアしました!
- 1つは健康のため1日2L近くの塩水を飲む塩水療法。毎日なんとなく飲めそうな感じでしたが、まったく飲めてなくて、マインドマップを描いて飲む時間を記入して、飲んだら付箋を貼っていく!を実践したら、気持ちが前向きになって2L近く飲めました!
- もう1つは、ダイエットのため朝、晩の「縄跳び200回づつ!」これもなかなかクリアできなかったですけど、1日のスケジュールをマインドマップに描いてみたらなんとクリアできましたジワジワやる気がでてきて、楽しい!!
- 手帳にもマインドマップで、to doを描いてみました。全体を把握しやすくて良いです。
マインドマップに興味を持ったのは8年くらい前ですが、この記事をきっかけにマインドマップを日常に取り入れることができそうです!絵がかけないという人が多いですけど、「絵」ではなくて「マーク」だったり、「絵文字」だったりでも大丈夫なのでレッツ トライ〜!色を使うのがコツです。子育てにも楽しく導入できそうです。それぞれの環境で 是非トライしてみてくださいね!
まとめ
マインドマップは直訳すると「思考術」。
脳の仕組みにのっとった思考法を紙に描き表したもので、脳の中でニューロン(神経細胞)が伸びていくような描き方をします。
1つの連想からまた次の連想へと移っていく、とても自然な方法なので脳に余計な負担がありません。
- マインドマップのシステムは、イメージと関連付けに基づいている
- 優れたノート術である。
- 発想が豊かになる。
- 問題点を見極める力がつく。
- 問題解決のツール。自分や問題点を客観視できる。
- 学び方を学べるツール。
- 短い時間で大量に情報を覚えることができる記憶術としても使える。
人間の脳の力、人間の可能性について希望を感じることができました。
マインドマップを使いこなして豊かな人生を手にしていきたいですね!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
お役に立てていただけたら嬉しいです。